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人の話を聞く事

9日に、内田良子さんを迎えて、学校に行かない子をもつ親の会の拡大例会がありました。
子ども云々という事を通り越して、人としての自分を見つめるという点で、私のとても大切な会なので、子ども達が大きく大人になっても、私は卒業することはありません。

化学物質過敏症を発症し、例会の会場で曝露症状が強く、転地の為に地理的に遠くなり、体力不足・・・例会への参加がとても難しくなってしまいました。
それでも、15年以上は通っていたから、例会といっても毎回同じような話の繰り返しだし、私の中には蓄積されたものがあるから大丈夫だと思っていました。
例会でもオブザーバーというような気持ちが、どこかにありました。


しかし、ここ数年気持ちが不安定で、どっちを向いて歩めば良いのか分からず、自分で目的を持って進んでいるつもりが、違う方向に向かっていたり・・・ついに、気持ちの上で一歩も進めなくなってしまいました。
無理に動いても、気持ちが付いていけないから、上手くいくはずがありません。

例会では、集まったメンバーの近況や悩みを出しあい、ひたすら話を聞く事を続けます。
聞きながら私は、自分の中でも問答を続け、いろんな方向から自分の気持ちを確める作業を繰り返し、自分を見つけていました。

一人暮らしの私は、時間があるようにも思われますが、曝露を避けるための対応に追われ、とりあえずの事ばかりの綱渡りで、じっくり考えることが出来なくなっていました。

次々とやってくる患者さんからの相談(実際に避難して来られた方も)に戸惑いながらも全力投球しているのに、私の思いが伝わらないもどかしさ。
言葉を選び、優しく強く・・・どうやっても伝わらない!

考えにズレがあるのは仕方のない事なのに、自分の中で許せない。
そして、この許せないと思う自分が嫌になる・・・

親の会の例会に参加して・・・
やっと、伝え方ではなく、私自身が人の話を聞けていない事が原因だと気付きました。
聞く耳を持たないから、充分話してもらえないし、受け取ってもらえる話が出来なかったのです。

今、実は、話を聞く事自体がとても辛く苦しいのです。
でも、じっくり人の話を聞けて、じっくり考えて、誰にも指図される事も攻撃される事もない、私にとって居心地の良い親の会の例会で、ほんとの自分を見つける作業をもう一度やりたいと思いました。
繰り返すうちに、きっと聞く耳をもつ事も思い出し、心が揺れる苦しみも減ると思います。

上手く書けませんが、自分も肯定し、相手も肯定するのが私の理想です。

今は、理解し辛い文章しか書けません。
私の気持ちが、定まっていないからだと思います。

by huu-ku-mon-mon | 2013-03-13 06:26 | 体感・日記  

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